海岸美化支援

これまでの海ごみ回収・処分のノウハウを活かし、海ごみに困っている地域への支援活動を行っています。
ビーチクリーンだけでは終わらないその先へ、一緒に元気な海辺を取り戻していきましょう。

Purpose/Background

背景・目的

爽やかな潮風を求めて遊びに行った海岸が、ゴミだらけでがっかりしたことはありませんか?「どうしてゴミを放置しておくんだろう?」とイラッとしたのではないでしょうか。 何度片付けても、すぐにやってくる海ごみは、地域の方々の努力だけではどうにもならないところまで来ています。

「では!!」と、みんなを集めてビーチクリーンをしようとしたのに、困った顔をされた、という方もいらっしゃると思います。
海ごみは一般ごみとは回収処分の方法が異なり、費用もかかるため、集めただけでは終わりません。
こうした状況を知らずにビーチクリーンを行うと、良かれと思ってはじめた活動が、軋轢を生んでしまうこともあります。

Detail

活動内容

そこで、私たちは、「海をきれいにしたい」という市民の気持ちが、「自分たちの手には負えない」と感じている地域とうまくつながっていくように、これまでのノウハウと実績を活かして各地で支援活動を行っています。

海をみんなの財産として守っていくため、地域や行政と市民や学校、地域団体、企業などが連携した新しい回収・処分体制を提案し、その構築に向け、サポートしています。

Record

活動実績

  • 2020年10月 年初からの海ごみに関する諸調査・視察結果をまとめた報告・提案書を福井県と若狭湾沿岸6市町に提出し、海ごみに関する業務の改善を提言した。
  • 提言後の小浜市の動き
    提言を受け、小浜市では、海ごみに関連する業務を別々に行なっていた5つの部署が連絡会議を設置。困っている地域への支援、高騰する処分費への対応等を行なっていった。他の市町でも、提言を取り入れた動きが広がった。
  • 提言後の福井県の動き
    福井県では、2021年度に初めて海岸漂着物対策推進協議会が設置され、海岸漂着物対策計画の改定がなされた。2022年からは沿岸域にある市町の連絡会議も開催されるようになった。
  • これらの経験を活かし、2023年にはみやぎ海岸美化協議会北海道奥尻島ゲストハウスへの支援を行なっている。

ご検討されている方へ

新たな場所でビーチクリーンを行うには、行政への届出や地元の方へのお知らせなどの準備が必要です。
海を愛する気持ちを継続的な意義のある活動にしていくために、一緒に頑張っていきましょう。