Anomianaについて
Anomianaが目指す世界
| Vision:美しく、豊かで、美味しい海を守り、つなぐ
Mother Earth 私たちが生きている母体となっている地球。
私たちの身体は自然界からいただく水と空気と食物で構成され、生きています。
自然が破壊されれば人も破壊され、人の絶滅も近づきます。
豊かさ、便利さばかりを追求してきた私たちの経済活動は、
自然に返らないゴミを大量に出し続け、自然界の回復能力を上回っています。
地球のあらゆるものが流れ着く海のごみは、地球から人へのメッセージ。
私たちはこのメッセージに真摯に向き合い、取り組むことで、
美しい海、豊かな海、おいしい海を次の世代に繋いでいきます。
| Purpose:アノミアーナの3つの「しくみ作り」
回収のしくみ作り:海ごみホットスポットの若狭湾で、漂着した海ごみが再び海に流れ出さない回収のしくみ作りを行います。
循環のしくみ作り:回収された海ごみが山間地の自然破壊に繋がらないよう、資源として循環するしくみ作りを行います。
社会のしくみ作り:若狭湾の状況を発信・問題提起し、海ごみを生み出さない社会のしくみ作りを行います。
こうした活動を全国に広めます。
設立のものがたり
2019年6月、G20大阪サミットにおいて、日本は2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにまで削減することを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を提案されて以降、国内でもこの問題への関心が高まっています。
その3ヶ月後に、若狭湾各地で活動するスノーケリングや自然体験の指導者、環境活動家、ライフセーバーなど、海が大好きな女性達が集まって、海ごみ問題の解決を目指して設立したのがアノミアーナです。
福井県が開催した県民の自主的な活動を応援するチャレンジコンテストで採択され、支援金100万円をもとに、若狭湾各地の海ごみ漂着状況を調査し、行政や地域の回収体制や問題点などの聞き取り調査を行い、それらを元に改善方法を提案していきました。
また、回収された海ごみのほとんどが埋め立て処分されているという現状を改善すべく、欧米で進む海ごみアップサイクルの動きにいち早く着目し、チャレンジを始めました。
カラフルで美しいアクセサリーやインテリア小物、機能的でカッコいいサングラスは人々の注目を集め、たびたびニュースで取り上げられ、一般の方々の海ごみ問題への関心も高まっていきました。
当初は半分冗談のように、自分たち自身に言い聞かせるように言っていた「海ごみを宝物に変える!!」という言葉や聞き慣れなかった「アップサイクル」という言葉も、今では地元若狭の子ども達の間でも当たり前のように使われ始めており、小中〜高校の総合学習・探究学習のテーマとしても多くの生徒達が取り組んでいます。
日本には数多くの海ごみ大量漂着地がありますが、そのの多くが、財政基盤も発信力も弱い過疎地です。そのため、漂着する海ゴミに対応しきれていないのが実態です。大量生産・大量消費・大量廃棄の結果とも言える海ごみ、私たちの若狭で始まったこの活動を広め日本全体で考え、解決に向かうよう、日々アイデアを練りながら挑戦を続けています。