海水浴場のトイレサインを海ごみアップサイクルで

矢代マリンアクティビティ推進協議会(小浜市)が3年前から行なっているSUP de ビーチクリーン
昨シーズンに無人浜で回収した海ごみを使って、トンカンテラスがトイレサインを製作し、矢代海水浴場の公衆トイレに設置しました。
いろんな人の目にふれる公共の施設に、恒常的な海ごみアップサイクル品を設置することは兼ねてから目指していたことです。また、この海岸はアノミアーナ設立のきっかけとなった場所でもあります。
構想から2年。ついに実現しました!!

この矢代の海は透明度が高く、生き物がたくさん見られる藻場や船でしか行けない無人浜、波で侵食された洞窟などがあり、春から秋にかけてはSUPやスノーケリングの場として、とても魅力的な海です。
しかし、冬になると、北西の季節風の影響で海ごみがワンサカやってきます。
これまで、集落の前の海水浴場は地区の方々がシーズン前にきれいにされて来ましたが、無人浜までは手が回っていませんでした。

そこで、SUPの愛好家たちが始めたのが、月1回のSUP de ビーチクリーン。 
普段は船でしか行けない無人浜にSUPで上陸し、冬の間にたまったゴミを回収していきます。1度で回収できる量ではないので、シーズン中は毎月実施しています。
マリンスポーツの好きな人たちが、ただ遊ぶだけでなく、いつも楽しませてもらっている海へ恩返しする。
アノミアーナが目指す理想のかたちを体現してくれています。

さらに、今年からトライするのが、保管場所や処分に困る大量の海ごみを再資源化していくこと。
その応援もかねて、海ごみアップサイクルのトイレサインを発案し、設置させていただきました。
釣りや海水浴、マリンスポーツにやって来た人が、海ごみの現状に関心を持ち、ゴミを出さないように気をつけてくれることを願っています。

今年もSUPシーズンが始まります。 SUP未経験の方でもSUP de ビーチクリーンに参加できますので、ぜひ。
詳細はSUP Village Yashiro のインスタから。