市民型調査

地域によって種類も量も原因も違う海ごみ。 状況を正確に把握し、対策を進めるためにも調査活動は欠かせません。 私たちは、疑問に思うこと、知りたいことを自分たちの手で調査することを大切にしています。

Purpose/Background

背景・目的

アノミアーナ設立前、福井県では海ごみの調査がほとんどされておらず、「それならば自分たちで調べてみよう」と調査を始めました。 数多くの調査を行う中で、私たちの調査は、単なる調査にとどまらず、調査活動を通じて市民が学び、次のアクションにつなげることを目指しています。

Detail

活動内容


私たちの調査は一般的なモニタリングではなく、次の行動を起こすための調査です。 調査をつうじて、海ゴミの定量化を行い、海岸の実態を知るだけではなく、次の行動を起こすために必要なデータを特定・収集・分析しています。

例えば、漂着物を種類ごとに分け、容積や重量の傾向を把握できたことで、小浜市ではそれまでの一括回収・一括処分を見直し、大幅に処分費を抑えることができるようになりました。 さらに、小学生から高校・大学生、大人まで、誰でも参加できる調査にするための工夫も行っており、多くの人が興味関心を持ち、問題解決に向けて行動するきっかけ作りを行っています。

Message

ご検討されている方へ

問題解決のためには、まずは「見える化」が重要です。
データを示すことで、様々な方面に訴えることができ、協力を得ることができます。
それぞれの地域で海ごみの状況は違い、必要な対策も違います。
自分たちの地域で必要なデータ、みんなが楽しみながら参加できる方法を
一緒に考えていきましょう。