大量に埋立処分されている海ごみをもう一度リサイクルの輪の中に戻せたら、
海にも山にも地球にも優しい事業になる。
そんな思いから始めました。
カラフルで可愛い、カッコいいアップサイクル製品を身に付けると、ビーチクリーンのテンションが上がります!!
お土産やプレゼントとしても人気で、海から離れた場所でも「海を想う」きっかけを与えてくれます。
背景・目的
ある時、イベントでビーチクリーンをした後、回収したごみの処分が滞り、半年経っても放置されたまま、という事態に出くわしました。
その時、海ごみは市中ゴミとは違って、ほとんどが埋め立て処分されていることを知り、大きなショックを受けました。
2019年、海ごみを再資源化する試みが欧米で広がっていることを知り、「日本でもトライしてみたい!!」とアノミアーナを立ち上げました。
当初は、プラスチック製造に詳しい方ほど「海ごみなんて絶対無理!!やめた方がいい」と言われました。
市中ゴミのリサイクルと違って、海ごみは汚れや劣化が激しく、素材もバラバラで、既存の工程では製造できないからです。
けれども、海ごみが資源として有効活用されるようになれば、日本各地、世界各地の海岸から海ごみがなくなっていくかもしれない。
そんな夢のような想いだけで踏み出しましたが、同じような思いを抱き、困難な挑戦を始める人々、企業と出会うことができ、その輪は着実に広がっています。
活動内容
海ごみのアップサイクル、私たちが担うのは主に「原料化」の工程です。
まずは、集めたゴミの中から汚れや劣化が比較的少ないものを選り分けます。
次に素材や色別に分け、手頃な大きさに裁断。
その後、水で洗って塩分や汚れを落とし、乾燥させます。
文章にしてしまえばサラリと簡単ですが、実際にはビーチクリーンの数倍の手間暇がかかります。
この作業を行うと「たとえアップサイクルされるとしても、やっぱり海ごみは出しちゃダメ!!」と実感します。
原料化されたものは各会社や工場に送られ、細かく粉砕された後、様々な技術で新たな命を吹き込まれ、アップサイクル商品へと生まれ変わって行きます。
見違える美しい姿になって返ってくるアップサイクル品たち。梱包を開ける時は毎回、感動で胸がいっぱいになります。
「こんなものになるんやったら、ごみ拾いも苦にならん」そう言ってくれた地元のおじいちゃんの顔が浮かびます。何より、一番励まされるのは私たちスタッフ自身です。
アップサイクル品は活動にご理解のある店舗で販売しているほか、イベントやマルシェでも販売しています。
海ごみアップサイクル品を販売したい、店舗のインテリアやノベルティグッズとして活用したい、あるいは自社オリジナルの海ごみアップサイクル商品を作りたいなど、様々なコラボのご相談をお待ちしております。
アップサイクル品一覧
ご検討されている方へ
自分たちが拾ったゴミが素敵なアイテムに変身する様子は、
何度経験してもその都度感動し、その感動を分かち合いたくなります。
皆さんの地域でも、是非やってみてください。
地域の状況に応じた取り組みやすい方法を提案し、サポートさせていただきます。